ちょっと前までは殆ど興味がなかった、というか自分とはあまり縁のなかった古典芸能に最近興味があって、今回も「まさに日本固有の芸能が生まれた時代を今こそ振り返り、見直してみたいとの思いが海老蔵の心に沸々ときざし「JAPAN THEATER」にたどり着きました。」という海老蔵さんからのご挨拶の中に含まれていたメッセージを読んで、行ってみることにしました。
演目は仕舞、朗読、落語、歌舞伎舞踊によって構成されていたのですが、初めて観た朗読には奥の深さを、そして落語には不思議なほんわかした楽しさを感じました。
全体的に分かりやすくて、ちょこっとずつ美味しいところをつまみ食い出来る的な構成になっていたので、とても入りやすかったです。
そして、歌舞伎よりやはりお値段的にもハードルが低かったからか、少なくとも私がお伺いした日は若い人達も結構居ました。
こういった伝統芸能を実際に観て味わうっていうのは日本人としてとても大事なことだと思います。一方、誰にでもきっかけがあるかというと、普通の音楽のライブに誘い合わせて行く感じとはまた違うのでなかなか難しいのが現実だと思います。
でも、若い歌舞伎役者さん達もテレビ番組に出たり、ドラマに出たりと頑張っているので、まずは何らかのきっかけでファンになってもらって、次世代の皆さんにも伝統芸能を楽しむ文化を繋いでいって欲しいものです。
あ、帰りがけにロビーで市川カニ蔵さんからのお花を見つけたのでパチリ(笑)