どっちにするかかなり迷ったのですが、昼の部はこれまで観たことのある演目だったので、全く観たことのない内容の夜の部に行って来ました。
結構時間的には長丁場なのですが、時間ピッタリに始まって終わります。
12代目、市川團十郎さんがお亡くなりになってから約1年3ヶ月。入り口にはこんな素敵なお写真が飾ってあり、海老蔵さんの奥様の真央さんと故團十郎さんの奥様の希美子さんもいらっしゃいました。
スーパー歌舞伎とかだと現代語で話すので分かりやすいのですが、普通の歌舞伎を観るにあたってお薦めなのがイヤホンガイド。今回は花道真横の前から4列目を取ったので全体的に良く見えたのですが、イヤホンガイドを活用することにより、演目をより楽しめました。 保証金は返ってくるので、歌舞伎座の通常公演だと使用するのに700円かかりますが、ここはケチらないで絶対に使ってみるべきだと思います。
歌舞伎には今私達が知っている言葉の語源になった言葉(どんでん返しとか捨て台詞とか)が沢山あります。そういった説明もイヤホンガイドを通して聴けて学べたりもします。
今回の私の席は花道の真横だったと言いましたが、実際の席からはこんな感じ。各演目で丁度皆さん真横に止まってお芝居されてたので、臨場感溢れて最高でした☆ 海老蔵さんとも何だか眼が合っちゃった様な… 多分私が座ってたエリアでは私が一番若かったので、目立ったのかもしれない(と勝手に憶測)。
今回は笑いあり涙ありで全体的に大満足だったのですが、特に『極付幡随長兵衛』での海老蔵さんの涙を浮かべた演技にはグッときて、菊之助さんの『春興鏡獅子』のダイナミックさには感動しました。やっぱり獅子の髪洗いとか巴(長い毛を前に垂らし首を左右に振り回したり、ぐるぐる回すあれ)を間近に見ると感動します。因みにイヤホンガイドに寄ると、あの獅子の長い白い毛はヤクの毛なんだそうです。
歌舞伎って始まる時間も平日だと早いしチケットのお値段も高いので、どうしてもお客さんの年齢層が高くなってしまうのですが、これからも守っていくべき日本特有の伝統芸能という事で、建替え後の歌舞伎座には値段が比較的安い3階席も用意されています。
なかなか一緒に行く人を探すっていうのは歌舞伎だと難しいかもしれないけど、一人でも十分に楽しめるので、是非機会があったら行ってみてください!
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